ブラジル対ポルトガル △0-0

グループリーグ屈指の好カードだったが、お互い勝っても負けても引き分けてもグループリーグ突破に影響がない状況だったので、フジテレビが事前に煽りまくったほど面白い試合ではなかった気がする。

試合とは全く関係ないが元ブラジル人のポルトガル代表のペペがもう小島よしおにしか見えない。以前は坊主頭だったので、そうは思わなかったが、今のように髪を少し伸ばした状態だと小島よしお激似だ。

今日はぺぺ=小島よしお以外にも発見が2つあった。発見というか単に調べて分かっただけだが、W杯のテレビ中継でスタジアムの看板で何の会社かわからないのが2つあった。“中国・英利”と“KIA MOTORS”。それぞれ前者が中国の太陽光発電製品メーカーの「英利緑色能源控股」、後者が韓国の自動車メーカー「起亜自動車」(現代自動車の傘下)だということをはじめて知った。“KIA MOTORS”はいいが“中国・英利”じゃ日本人と中国人以外なんのこっちゃ分からない気がする。せっかく莫大なスポンサー料(たぶん何百億円単位)を払っているんだから、アルファベットでも併記すればよいのになと思う。


そういえば日韓W杯のときも“AVAYA”ていうの看板が登場して同じような疑問を持ったなー。ちなみにこちらは、アメリカの通信、ネットワーク機器メーカーです。


イタリア対スロバキア ×2-3

カテナチオ完全崩壊。イタリアの3失点とも完全にイタリアのディフェンスミス。1失点目はデ・ロッシ、2失点目はキエッリーニ、3失点目はデ・ロッシカンナバーロ。おそらく日本の試合も当事者である日本人以外のひとにはつまらない試合だろうけれども、この試合もはっきり言ってつまらない試合だった。イタリアのミスに乗じて3点を挙げたスロバキアも抜け目ないといえば抜け目ないが、複数人が絡んだ連動した攻撃、もしくは卓越した個の力による攻撃は最後まで見られなかった。

イタリアはなんか夏休みの宿題に取り組む小学生みたいだ。イタリアはいつもスロースターターで最初はエンジンがかからないが最終的にはここぞの集中力で良い結果をもぎとる。小学生も計画的にやれば簡単にできるにのに最後の9月1日の2学期の始まる直前に最後に親・兄弟の力を総動員し、なんとか仕上げる。今まではそれでなんとかなっていたが、今回ばかりは宿題が結局、2学期の始業式に間に合わなかった。この試合も失点する前から失点後のような攻撃をしておけば少なくとも引き分けには持ち込めただろうし、その前にニュージランド戦に勝っておけばこの試合も楽に戦えたはずだ。

イタリアが引き分けでもOK、スロバキアは勝つしかない状況でイタリアがこんな形で敗れるのは本当に衝撃的だ。おそらく引き分けでOKな状況で引き分けに持ち込むのが世界一うまかったはずのイタリアが・・・・。

フランスはピッチ外の醜態で負けた。イタリアは純粋にピッチ内の醜態で負けた。どっちの問題が根が深いのだろう?
イタリアの方が根が深い気がする。このままだとEURO2012の予選突破も危ない。

イングランド対スロベニア ○1-0

自宅にて本場のフーリガンを招いて観戦。イングランドはこの試合もなかなかエンジンがかからなかったが、前半のうちにミルナーのラブリークロスからデフォーが決めてイングランドが先制!後半はイングランドも何度かチャンスを作るも追加点は奪えず、フーリガンもストレス溜まりまくりでいつものように放送禁止用語連発。後半のハイライトはなんと言っても、イングランドのテリーのダイビング顔面ブロック!惜しくも、顔面にボールは当たらなかったが、あのボールにくらいていく執念・気迫は凄まじかった。裏ゲームでアメリカがロスタイムの劇的なドノバンのゴールでアメリカがアルジェリアに勝利し、結局、アメリカが1位、イングランドが2位でグループリーグ突破。

イングランドは決勝トーナメント1回戦でD組1位と勝ち抜けば準々決勝でおそらくアルゼンチンとあたるが、今のままでは勝ち抜くのは厳しいだろう。

ルーニーの今後の爆発に期待したい。イングランドの命運は彼だ。

日本対オランダ ×0-1

出張のため松山のカフェでPVにて観戦。やっぱり大勢で日本代表の試合を見ると盛り上がる。そのお店も満員だったし、他に何軒かサッカー観戦できる店を探したが、どこも満席で、なんだかんだでワールドカップが始まるとみんなそれなりに盛り上がってる気がする。職場でもワールドカップの話題が日本以外の国の話題も自然に出てくるのを見ると日本にもサッカー文化が少しずつ根付いてきたのかなと思う。

試合は当初の予想通り圧倒的にオランダペースで進んだ。ただ、いくつかのメディアで日本が超守備的布陣だったというような論説があったが個人的には若干的外れなように感じる。サッカーは相手があるスポーツなので、相手との力関係のなかで当然、守備をする時間が長くなる場合もある。しかも、相手がオランダともなれば力関係としても相手のプレースタイルからしてもボールキープされて、守備をする時間が長くなるのは当たり前だ。昨日の日本は確かに守備をする時間は長かったが、極端にディフェンスラインを下げていたわけではなかったし、ボールを奪って、攻撃をする際にはある程度の人数をかけていたし、その証拠にいままで封印されていた(?)駒野・長友の両サイドバックの攻撃参加も何度かあった。単にその攻撃のクオリティーがオランダを上回るものではないために攻撃の回数も攻撃にかける時間も短くなり、相対的に守備の時間が長くなっただけの話だ。

まあそれはいいとしても、結果的に最小失点差での敗戦は非常に意味ある敗戦になった。その後に行われたカメルーンデンマークの結果を受けて、第3戦のデンマーク戦で引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるからだ。

アウェーのワールドカップでこんなシチエーションでヨーロッパの格上の国とグループリーグ突破をかけて戦えるなんてなんという幸せなんだろう。

セルビア対ドイツ 1-0

審判イエローカード出し過ぎ。ポドルスキ、シュート外し過ぎ。クローゼが前半にイエローカード2枚であっさり退場になったが、そこからのドイツの戦いはさすがだった。後半は一人少ないが豊富な運動量で11人のセルビアを圧倒していた。レーブ監督も交代枠をフル活用していたし、ピッチ上の選手も布陣をフレキシブルに変更し、最後まであきらめずに戦っていた。同じ負けだが、前述のフランスとは大違い。

とはいえ、この敗戦でグループリーグ突破も簡単ではなくなった。明日のガーナ対オーストラリアの結果次第だが、最終戦のガーナ戦も厳しい戦いになるだろう。

試合とは全く関係ないが、ドイツのベンチのレーブ監督やコーチの格好がスーツでもジャージでもなく、何故かカーディガンだったのがかなり気になる。しかもそのカーディガンがすごく似合っていて、格好よかった。

メキシコ対フランス ○2-0

フランスがあまりに不甲斐無かった。メキシコが前線のドス・サントス、ブランコ、エルナンデスらを中心にいいサッカーを見せたのも事実だが、少なくとも0-0の間はフランスにも十分勝機はあったはずだ。メキシコがオフサイドくさい形から先制したが、そこからのフランスは前回大会の準優勝チームとは思えなかった。先制を許した後、PKでメキシコに突き放されるが、その後、2点を追うチームとは思えないほど覇気が全く感じえられなかった。ドメネク監督の采配も全く冴えず、2点リードされて、しかもこの試合に負ければグループリーグ突破が絶望的になる状況で、一人交代枠が残っているのに、ベンチにいるアンリもしくはシセのどちらも投入しないなんて、思考回路が停止しているとしか思えない。
はっきり言って、フランスのワールドカップは終わったと思う。

これはピッチ上の問題だけではない。日本サッカー協会もひどいがフランスサッカー協会も酷い。ドメネク監督をクビにするタイミングはいくらでもあったのに、結局ワールドカップまで引っぱったあげく、大会直前にローラン・ブラン(98フランスワールドカップ優勝メンバー)をドメネク監督の後任として契約を締結し、公に発表してしまった。これではドメネク監督も選手もモチベーションがあがるはずがない。

やはりワールドカップはピッチの上にあがる前から勝負は始まっているのだ。

FootTシャツ

毎回購入しているJスポーツのサッカー情報番組“Foot”のTシャツ。今回は南アフリカワールカップということで、緑ベースに赤・黄の原色系のTシャツ。

FootTシャツに限らず、Jスポーツの作るグッズはなかなかセンスがよい。特にカープ坊やコラボTシャツは秀逸。