読書
香港に来て約1ヶ月。2月の辞令→広島から東京へ引越し→香港へ赴任とかなり慌しいこの3ヶ月だったけど、その割には自分の時間が多くとれ、また何かと移動してる時間が多かったので、かなり本を読むことができた。全部の本について書評なんて書けないので(時間的にも、自分の能力的にも)、気になった・印象に残った文章・フレーズをピックアップしてみる。
- 作者: G.キングスレイウォード,G.Kingsley Ward,城山三郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1994/04/01
- メディア: 文庫
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正確にはこの本の著者ではなく、イギリスの大昔の詩人、ワーズ・ワースの言葉らしいけど。
“きのうを明るく振り返り、あしたに確信を持つ人”
さて、今日はどうしたらいいのかと疑問が沸いてくる。
うーーん。
“今日は休みだから昼間からビールを飲む人”(私です)
次、行きます。
- 作者: 長谷部誠
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2011/03/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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全体的に“若いのにしっかりしすぎだろ”とか“ホントにそんなこと毎日、考えて実践してるのか”、“心までイケメンなのか”とかツッコミどころ満載の本であるが、私が印象に残ったのは次の一節。
“僕は電気をつけたまま寝たことがない。本を読みながら、テレビを見ながら、ゴロンと横になって、いつのまにか寝ていたということがない。これを言うといつも驚かれるが本当だ”
そりゃ驚くよってまたツッコミ。こっちは電気・テレビ・コンタクト、3点セットで付けっぱなしで寝ることなんてしょっちゅうなのに。
要は夜の時間(特に寝るまでの1時間)をきちんとマネージメントして、いい睡眠をとって、明日にしっかり備えようってことらしい。これはちょっと真似してみようと思う。
この本の印税は全て地震の被災者に義捐金として寄付するらしい。
どこまで、人間できてるんだよ!
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2011/01/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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“日本が目指すべき国は、アメリカでもイギリスでもなく、イタリアです。具体的にはこんな国です”
中略
(政治)ぐちゃぐちゃ。「こんな奴が首相でいいのか?」といいたくなるレベル。
中略
“イタリアと日本の違いは「気の持ちよう」だけです。イタリア人の多くが「イタリアはこれでいい。素晴らしい国だ」と思っているのに、日本には「これではダメだ!」という人が多すぎます。一部にそういう人がいてもいいけど、みんながそんなことを思う必要はありません”
イタリアに住んだこともあるので、納得する部分がかなり多かった。
詳しくはコチラへ→http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100730
- 作者: 佐々木常夫
- 出版社/メーカー: WAVE出版
- 発売日: 2010/02/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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課長なんかまだなってないし、そのだいぶ手前で足踏みしてますけどね、私は。
“私は、「幼稚園で習ったことをできるだけでリーダーになれる」と常々言ってきました。「誰とでも仲良くする」「仲間はずれをつくらない」「悪いことをしたら謝る」「困っている人がいれば助ける」。こうしたことをきちんとやっていれば、自然と社内人脈が広がり、君を助けてくれるようになるのです”
確かに、そう。でも、意外とできないんだよね。こんな簡単な事が。あと、「みんなと楽しく、歌って踊れる」っていうのも付け加えてはどうだろう。
祖国と母国とフットボール ザイニチ・サッカー・アイデンティティ
- 作者: 慎武宏
- 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
- 発売日: 2010/03/18
- メディア: 単行本
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“後悔したことも、自分の選択が間違っていたと思うこともないですね。むしろ今の自分の人生にやり甲斐を感じるし、辛く苦しいことがあっても負けてたまるかと思えます。僕は僕が選んだ自分の運命に、最後まで立ち向かわなくちゃいけない”
アジアカップ決勝でのゴールで有名になった李 忠成選手のことばです。背負ってるものがデカイなあ。
在日コレアンとか帰化とかっていう問題は非常にデリケートで軽々しく扱ってはいけない問題だし、ちょっとその話からはそれるけど、自分の考えとしては国籍・出生・宗教・所属している団体/会社とかで人を判断するっていうのはナンセンスで、その自分と関わる人を自分が受け入れるが否かの基準は、基本、その人と一緒に楽しく食事ができて、おいしいお酒が呑めるかってとこでいいんじゃないかと思う。ちょっと、違うかな。でも、それでいいよね。
- 作者: 大前研一,柳井正
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/09/29
- メディア: 単行本
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“うまい英語とは、流暢に話せることではありません。世界の共通語は英語ではなく、文法もイントネーションも不正確な「ブロークン・イングリッシュ」なのです。ビジネスの世界で一番大切なのは、相手にどんなことを伝えたいのか、どんな結果を残したいのかを考えることです”
確かに。別にはなから、英語で論文書くとか本書くとか人前で演説するなんてことは目指してないし、要は目の前にいるごく少数の人間とコミュニケーションとれればいいんだもんね。この際だから、ブロークンイタリア語、ブロークン中国語、ブロークン広東語もやってみよう。
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/10/21
- メディア: 単行本
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- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/10/21
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久々に読んだ村上 龍氏の長編小説。こんなに“読み込み”に苦労した小説は初めてだ。とにかく場面設定が今の日常だったり、想像とかの範囲を遥かに越えているので、単なる文章としては読めるけどそれをイメージを伴ったものとして、読み込むのに相当頭をフル回転させた。(けど、最後までよく理解できんかった)
“生きる上で意味を持つのは、他人との出会いだけだ。そして、移動しなければ出会いはない。移動が、すべてを生み出すのだ。”
今いる場所から一歩でも踏み出すことが大切ってことで。
1日2400時間 吉良式発想法 ― 他人の人生を盗めばアイデアは生まれる!
- 作者: 吉良俊彦
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2010/06/18
- メディア: 単行本
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最後はちょっと長いっす。
これも著者ではなく、別の人の言葉。(出典・作者不明らしい)
“もし、あなたが負けると考えるなら、あなたは負ける。
もし、あなたがもうダメだと考えるなら、あなたはダメになる。
もし、あなたが勝ちたいと思う心の片隅でムリだと考えるなら、あなたは絶対に勝てない。
もし、あなたが失敗をすると考えるなら、あなたは失敗をする。
世の中を見てみろ。最後まで成功を願い続けた人だけが成功しているではないか。
すべては人の心が決めるのだ。
もし、あなたが勝てると考えるなら、あなたは勝つ。
向上したい、自信を持ちたいと、もし、あなたがそう願うなら、あなたはその通りの人になる。
さあ、再出発だ。
強い人が勝つとは限らない。すばしっこい人が勝つとも限らない。
私はできる。そう考えている人が結局勝つのだ”
要は“諦めたらそこで試合終了ですよ”って事ですね。
久々に文章書いたら疲れた----。
なので
“安西先生、ビールが飲みたいです”