イタリア対スロバキア ×2-3

カテナチオ完全崩壊。イタリアの3失点とも完全にイタリアのディフェンスミス。1失点目はデ・ロッシ、2失点目はキエッリーニ、3失点目はデ・ロッシカンナバーロ。おそらく日本の試合も当事者である日本人以外のひとにはつまらない試合だろうけれども、この試合もはっきり言ってつまらない試合だった。イタリアのミスに乗じて3点を挙げたスロバキアも抜け目ないといえば抜け目ないが、複数人が絡んだ連動した攻撃、もしくは卓越した個の力による攻撃は最後まで見られなかった。

イタリアはなんか夏休みの宿題に取り組む小学生みたいだ。イタリアはいつもスロースターターで最初はエンジンがかからないが最終的にはここぞの集中力で良い結果をもぎとる。小学生も計画的にやれば簡単にできるにのに最後の9月1日の2学期の始まる直前に最後に親・兄弟の力を総動員し、なんとか仕上げる。今まではそれでなんとかなっていたが、今回ばかりは宿題が結局、2学期の始業式に間に合わなかった。この試合も失点する前から失点後のような攻撃をしておけば少なくとも引き分けには持ち込めただろうし、その前にニュージランド戦に勝っておけばこの試合も楽に戦えたはずだ。

イタリアが引き分けでもOK、スロバキアは勝つしかない状況でイタリアがこんな形で敗れるのは本当に衝撃的だ。おそらく引き分けでOKな状況で引き分けに持ち込むのが世界一うまかったはずのイタリアが・・・・。

フランスはピッチ外の醜態で負けた。イタリアは純粋にピッチ内の醜態で負けた。どっちの問題が根が深いのだろう?
イタリアの方が根が深い気がする。このままだとEURO2012の予選突破も危ない。