オランダ対ハンガリー(サッカー国際親善試合)

オランダ強すぎ!意外にもハンガリーが先制したが、最終的にはオランダが6-1で圧勝。全力でやるというわけではないが、1つ1つのプレーを確かめながら、多くのチャンスを作り、いろんなバリエーションでゴールを奪う。本番前の強化試合としては理想的な試合。サイドからの崩し、中央からのミドル、セットプレーから得点とやりたい放題の試合だった。
オランダがあまりに強かったので、日本にとって参考になることはほとんどなかったが、この試合から見えたオランダ戦へのポイントがいくつかあった。まず1つ目はハンガリーの先制点からもわかるように、オランダの両サイドバックはかなり上がってくるので、その裏のスペースをつくこと(特にオランダの左サイド、日本の右サイド)。不幸にも今野が怪我をしてしまったので、右サイドはより攻撃的な内田or駒野が使われるだろうが、玉砕覚悟で思い切ってオバーラップして攻撃に絡んでほしい。2つ目は守備のときにディフェンスラインをあまり下げすぎないこと。オランダは前線からかなりプレスをかけてくるので、守備のラインが低すぎると、ボールを奪っても、ゴールまでの距離が遠すぎて、パスを回してる間に、オランダの前線からのプレスに引っかかって、2次攻撃、3次攻撃をくらう可能性が高くなってしまう。勝つ(引き分ける)可能性もほとんどない試合なので、どうせやるなら、恐れず引きすぎずに、ある程度前からプレスをかけ、ボールを奪ったら、素早く相手のサイドバックの裏のスペースにボールを展開し、手数をかけずにシュートまでもっていきたい。

それにしても、オランダ人のオレンジ着用率の高さはすごい。スタジアムの9割5分はオレンジ色で埋まっていた。応援グッズもバリエーション豊富で(特にかぶりもの系)、スタジアムにいるサポーターを見るだけで楽しくなってくる。大人からこども、男も女もみんながこころから、オランダ代表をサポートしている姿は正直羨ましかった。

終了間際にロッベンが無駄なヒールキックから怪我をして退場したのがちょっと心配だ。