日本代表コートジボワール戦

この試合も阿部をアンカーというかボランチに使った布陣でスタート。ドログバのFKからのトゥーリオオウンゴールはしょうがないにしても、そこからの試合展開がいただけなかった。仮想カメルーンとしても、前半に先制されることは十分にありえるし、そこからのゲームプランを試すには絶好の機会だったが、全く攻撃の形が作れなかった。無理にせめてカウンターから追加点が怖いのは理解できるし、プレスのかける位置をある程度下げて、じっくり守る戦術なんだろうけど、負けているのに攻撃のスイッチが全く入らないまま試合が終わってしまった。おそらく監督の指示だろうけれども、あまりにもサイドバックがあがらないので、サイド攻撃が全く機能せず、かといって中央から攻めようにもしっかり引いて守るコートジボワールの守備を崩せず、流れの中から相手を崩すシーンは皆無だった。(枠内シュートは中村俊のFKだけだったはず)後半終了間際に玉田がキープして右サイドをフリーで駆け上がった長谷部からゴール前のトゥーリオに合わせたシーンがあったが、あういうシーンをもっと作っていかないと、得点は生まれないだろう。とにかく攻撃のスイッチが誰(どこ)なのかがさっぱりわからなかった。例えば、遠藤が前を向いてボールを持ったら、FWはバックラインの裏を狙うとか、右サイドで中村俊がボールキープしたら、長友がオーバーラップして左サイドに展開するなど、そんか簡単なもんじゃないんだろうけど、ある程度の攻撃の約束ごとがあってもいいのではないか。理想で言うとCLでのインテルの戦い方のようにしっかり守って、ボールを奪ってここぞという時に少ない人数で縦に早く攻撃し、2・3本のパスでシュートみたいなシーンを作れればいいんだろうけど。

あと、試合時間について。日本のテレビ放送のゴールデンタイムにキックオッフ時間を合わせたのだろうけど、昼間の12:20分から試合というのはいかがなものか。本番がその時間に始まるのなら問題ないが、昼間の試合は現地時間13:30か16:00キックオフのはず。本番と同じキックオフ時間にすれば、その時間までの朝起きてからの食事のとり方や昼寝する時間などいろいろ本番に向けてシュミレーションになると思うのだが。TB○が悪いのか電○が悪いのかKIRI○が悪いのかよくわからないが、こういう細かいところから挙国一致して戦わないとワールドカップは勝ち抜けないのでなないか。サッカーのワールドカップは単なるスポーツ面だけの戦いでなく、そういうバックアップ面も含めた国と国との戦いであって、その国の国力が問われるものだと思う。

今野の怪我が心配だ。